介護および医療の現場においては、しばしば「フレイル」という言葉が聞かれます。
フレイルとは、いったいどのような意味なのでしょうか。
今回はフレイルの意味と、予防のポイントについて解説いたします。
▼フレイルの意味と予防のポイント
■フレイルの意味
フレイルとは、年を重ねることによって心身に衰えが起こる状態のことです。
具体的には、自分で物事に対処できる状況から介護が必要になるまでの、中間の時期に当たります。
▼フレイルの原因
フレイルは、以下のような原因で起こります。
・加齢
・病気やケガ
いずれも筋力の低下や生活習慣病が原因となるため、くれぐれも注意が必要です。
またこれら以外にも、社会的な孤立や喫煙なども原因とされています。
▼フレイルを予防するには?
フレイルの予防に最も効果的なのは、筋肉を鍛えることです。
下半身の筋肉を鍛えると足腰がしっかりし、転倒によるケガを防げます。
また、筋肉のためのバランスの良い食事にも気を配りましょう。
美味しい食事のためにも、歯科口腔の定期的なチェックも大切です。
▼精神的要因にも注意
加齢や病気・ケガが原因で起こるフレイルですが、精神的要因も引き金となり得ます。
やりがいを失ったり、大きなショックを受けた場合です。
趣味やボランティアなど、社会貢献活動を通じたコミュニケーションもフレイル予防に効果的です。
▼まとめ
フレイルとは、年を重ねることによって体に衰えが起こる状態のことです。
年齢による筋肉の衰えや病気・ケガだけでなく、精神的要因もあります。
予防には無理のない程度の運動や、人とのコミュニケーションが効果的です。
熊本の当施設では、日常の中に運動やコミュニケーションに繋がる様々な仕掛けを取り入れております。
階段の途中の本棚や、カフェスペースへの段差など、些細な部分でも利用者様の「できる」に繋がるサービスをご提供しております。
フレイルの予防に関しても、お気軽にご相談ください。
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