調理の工程にはさまざまな動きがあるため、脳や手などのリハビリにもなります。
調理によるリハビリの効果を高めるには、いくつかポイントを押さえることが大切です。
そこで今回は、調理の中でリハビリを行う際のポイントをご紹介します。
▼調理の中でリハビリを行う際のポイント
■できるだけ左右の手を均等に使う
調理中は利き手ばかりを使いがちですが、左右の手を均等に使うように意識することでリハビリの効果が高まります。
たとえば、材料を混ぜるときに30秒右手で混ぜたら次は30秒左手で混ぜるなど、時間を決めて行うと良いでしょう。
ただし包丁や火を使う工程を慣れていない方の手で行うと危険なため、簡単な作業のみ左右の手を使いましょう。
■材料を混ぜる動作では手を大きく動かす
リハビリとして調理をするときは、できるだけ大きな動きを意識することが大切です。
たとえば材料を混ぜる際、手首だけで混ぜると動きが小さくなってしまいます。
肩から大きな円を描くように動かすと動きが大きくなります。
■同じ姿勢が続かないように定期的に姿勢を正す
調理に集中すると不良姿勢が続きやすいため、定期的に姿勢を正すようにしましょう。
たとえばタイマーを5分おきにセットしておき、タイマーが鳴ったタイミングで背中や腕を伸ばすのも効果的です。
▼まとめ
調理の中でリハビリを行う際のポイントは、主に以下の3つです。
・できるだけ左右の手を均等に使う
・材料を混ぜる動作では手を大きく動かす
・同じ姿勢が続かないように定期的に姿勢を正す
当施設では理学療法士などによる本格的なリハビリだけでなく、日常生活の中でリハビリができるような仕組み作りを行っています。
見学は随時受け付けておりますので、気軽にお問い合わせください。
コラム