機能訓練やリハビリという言葉は、介護の場面でよく耳にするかと思います。
なんとなく同じ意味として捉えている方も多いかもしれませんが、実際には違う意味で使用される言葉です。
そこで今回は、機能訓練とリハビリの違いについて解説します。
▼機能訓練とリハビリの違い
■実施する目的
機能訓練は、失った身体機能を改善する目的と、現在の状態から悪くならないようにする目的で行います。
たとえば、介護が必要な人を1人で日常生活が送れるようにする、現在自立した生活を送っている人が要介護にならないようにするなどです。
一方、リハビリは機能の回復や維持を目的として行います。
リハビリを行うには医師の指導が必要なため、主に病院で行われることが多いです。
■実施者
機能訓練は、機能訓練指導員(作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・看護師・准看護師の資格を有する人)が行います。
一方、リハビリは作業療法士・理学療法士・言語聴覚士が実施することができます。
このように、機能訓練はさまざまな資格を有する人が実施することができますが、リハビリは限られた資格を有する人しか実施することができません。
▼まとめ
機能訓練とリハビリの違いは、実施する目的と実施者にあります。
機能訓練は失った身体機能を改善する目的と、現在の状態から悪くならないようにする目的で行い、機能訓練指導員が実施します。
一方リハビリは機能の回復や維持を目的として行い、医師の指導のもとで作業療法士・理学療法士・言語聴覚士のみ実施可能です。
当施設では、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士による本格的なリハビリを行っています。
疑問やご相談等ございましたら、気軽にお問い合わせください。
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